ダナンはリゾート都市から都市型都市へ変わり始めている

久しぶりにダナンへ行くと、少し不思議な感覚になることがあります。

確かにあの海は変わりません。

朝のミーケービーチを歩けば、相変わらず波の音が聞こえます。

ホイアンへ行けばランタンが灯り、夜の旧市街は今でも美しいままです。

バインミーもフォーも美味しいし、ローカル食堂の小さな椅子も健在です。

でも何かが違う。

前に来た時のダナンと、少しだけ空気が違う。

その違和感の正体は何だろうと考えていたのですが、最近ようやく分かってきました。

ダナンは今、リゾート都市から都市型都市へと少しずつ変わり始めています。

それは決して「都会になった」という意味ではありません。

もっと静かで、でも確実な変化です。

そしてその変化は、旅行者にとって意外と大きな意味を持っています。

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目次

昔のダナンは「何もない」が魅力だった

今でこそ人気リゾートとして知られるダナンですが、10年ほど前のダナンを知っている人なら分かると思います。

正直に言うと、観光地としてはかなりシンプルでした。

  • ミーケービーチ
  • ホイアン
  • 五行山
  • ドラゴンブリッジ

観光スポットを並べると、このあたりが中心でした。

今のようにルーフトップバーがたくさんあるわけでもなく、韓国系カフェも少なく、ショッピングモールも限られていました。

夜になると街は意外と静かでした。

ハン川沿いを歩いていると、風の音の方が大きいくらいです。

当時のダナンには「何もない」という評価もありました。

でも、その何もなさが好きな人も多かったのです。

ビーチでのんびりして、ホイアンへ行って、シーフードを食べる。

良く言えば素朴。

悪く言えば少し退屈。

そんな街でした。

ダナンを変えた3つの大きな波

そんなダナンが変わり始めたきっかけはいくつかあります。

韓国人観光客の急増

まず一つ目は韓国人観光客です。

今ダナンを歩くと驚くほど韓国語を耳にします。

初めて来た人の中には、

「ここ韓国のリゾート地だったっけ?」

と思う人もいるかもしれません。

それくらい韓国からの人気が高まっています。

直行便の多さ、近さ、物価の安さ、ビーチリゾートとしての魅力。

様々な要素が重なり、ダナンは韓国人旅行者にとって定番の海外旅行先になりました。

国際線の増加

二つ目は航空路線です。

日本、韓国、台湾、香港、シンガポール。

以前より多くの都市とダナンが直接つながるようになりました。

人が来ればホテルが増えます。

ホテルが増えればレストランやカフェも増えます。

街は自然と成長していきます。

リゾート開発ラッシュ

そして三つ目がリゾート開発です。

インターコンチネンタル、ハイアット、シェラトン、マリオット。

世界的ホテルブランドが次々と進出しました。

ダナンは単なる地方都市ではなく、国際的なリゾート都市へと成長していきました。

そして今、ダナンは「住む街」になり始めている

ここが最近の変化で最も面白い部分です。

以前のダナンは観光客が来る街でした。

でも今は少し違います。

実際に住む人が増えています。

韓国人。

日本人。

欧米人。

リモートワーカー。

長期滞在者。

彼らは数日遊びに来ているのではありません。

数ヶ月、時には数年単位で生活しています。

そのため街には観光だけではない機能が求められるようになりました。

  • 大型スーパー
  • ショッピングモール
  • 国際学校
  • コワーキングスペース
  • 病院
  • カフェ

観光客向けだけではない都市機能です。

そして最近のダナンを見ると、それらが確実に増えています。

AEON MALL開業が象徴する変化

その象徴がAEON MALLです。

実はAEON MALLそのものより、AEON MALLが入る建物の方が興味深いかもしれません。

TTC Plaza Da Nang。

ここにはAEON MALLだけでなく、ホテル、オフィス、サービスアパートメントが入ります。

つまり単なるショッピングモールではありません。

「生活するための街の機能」が集まっています。

少し前のダナンなら考えにくかった開発です。

観光客だけを対象にするなら、そこまで大きな複合施設は必要ありません。

でも今のダナンには必要なのです。

住む人が増えているからです。

働く人が増えているからです。

長期滞在する人が増えているからです。

AEON MALLの開業は、単なる新しいショッピングモールの誕生ではなく、ダナンの変化を象徴する出来事なのかもしれません。

ダナンは東南アジア版の福岡に近づいている

最近ダナンについて考えていると、ある日本の都市を思い出します。

福岡です。

もちろん規模も歴史も違います。

でもどこか似ています。

  • 海が近い
  • 空港が近い
  • 都会すぎない
  • 食べ物が美味しい
  • 生活しやすい
  • 観光もできる

バンコクほど巨大ではない。

シンガポールほど洗練されてもいない。

でも暮らしやすそう。

そんな空気があります。

だから最近、ダナンに住みたいという人が増えているのかもしれません。

旅行者にとって何が変わるのか

では旅行者にとって何が変わるのでしょうか。

一言で言うと、旅が楽になります。

雨の日に困らない。

帰国前の時間調整がしやすい。

子連れ旅行がしやすい。

カフェの選択肢が増える。

買い物もしやすい。

以前のダナンは「海は最高だけど少し不便」でした。

今のダナンは「海も良いし便利」になりつつあります。

それは旅行者にとって大きなメリットです。

それでもダナンが好きな理由

ただ、便利になったから好きなのかというと、そうでもありません。

ダナンの魅力は今も昔も別のところにあります。

朝のミーケービーチ。

ホイアンのランタン。

ローカル食堂のプラスチック椅子。

市場のおばちゃん。

夕方のハン川。

屋台のアイスコーヒー。

そういう風景は今も残っています。

便利になった。

でも、ダナンらしさは消えていない。

そこがこの街の面白いところです。

まとめ

ダナンは確かに変わっています。

AEON MALLができる。

大型複合施設が増える。

国際ブランドが進出する。

街は少しずつ都会になっています。

でも、それはダナンが別の街になるという意味ではありません。

便利になりながら、ダナンらしさも残っている。

今のダナンは、そのちょうど面白い変化の途中にあります。

もし数年前にダナンへ行ったことがあるなら、もう一度訪れてみてください。

きっと少し驚くと思います。

そして、その変化を楽しみながらも、どこか懐かしいダナンらしさを見つけられるはずです。

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この記事を書いた人

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