ホイアン旧市街を夜に歩いていると、広場のような場所で人が集まり、なんとも小気味のいい歌のような声が聞こえてくることがあります。よく見ると、参加している人がカードのようなものを持ち、司会の人が何かを歌いながら会場を盛り上げています。
「ビンゴのようなゲーム?」「何のイベントだろう?」と気になった人も多いかもしれません。これは「Bài Chòi(バイチョイ)」という、ベトナム中部に伝わる伝統文化です。
ゲーム、歌、演劇の要素が混ざったユニークな文化で、2017年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されています。ホイアンでは観光客でも気軽に見ることができ、夜の旧市街の雰囲気をより面白くしてくれる存在です。
この記事では、ホイアンの夜に見かけるこの「ビンゴのようなゲーム」が何なのか、どんな文化なのか、そして旅行者でも楽しめるのかを分かりやすく解説します。
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ホイアンの夜に見かける「ビンゴのようなゲーム」の正体
ホイアンで行われているこのゲームの名前は「Bài Chòi(バイチョイ)」です。ベトナム中部、特にクアンナム省やビンディン省などで古くから親しまれてきた民俗文化で、地域の祭りや集まりで行われてきました。
見た目はビンゴのように見えますが、実際にはゲームと歌のパフォーマンスが融合した文化イベントです。参加者はカードを持ち、司会者が歌でヒントを出しながらカードの名前を表現します。
その歌の中には、ことわざや風刺、ユーモアが含まれており、観客も一緒に笑ったり盛り上がったりします。単なるゲームというより、地域の人たちの言葉遊びや文化が詰まったエンターテインメントと言えます。
Bài Chòi(バイチョイ)はどんなゲーム?
基本的な流れは、ビンゴと似ている部分もあります。
- 参加者がカードを受け取る
- 司会者(パフォーマー)がカードの名前を歌で表現する
- 自分のカードに該当するものがあれば反応する
- 揃った人が勝ち
ただし、数字を読み上げるビンゴとは違い、バイチョイではカードの名前を歌で表現するのが特徴です。直接名前を言うのではなく、ヒントや比喩を使って歌うため、観客はそれを聞いてカードを探します。
そのため、ゲームというよりも、歌や話術を楽しむショーのような要素が強く、会場全体が和やかな雰囲気になります。
ユネスコ無形文化遺産にも登録された伝統文化
バイチョイは2017年にユネスコの無形文化遺産に登録されています。ベトナム中部の人々の生活やコミュニティの中で長く受け継がれてきた文化であり、地域のアイデンティティの一つでもあります。
もともとは農村の祭りや旧正月(テト)などの行事で行われていました。人々が集まり、歌やゲームを通して交流するコミュニティ文化だったのです。
現在では観光地でも見ることができますが、その背景には地域文化を守り、次世代に伝えていこうという意図もあります。
ホイアンではどこで見られる?
ホイアンでは主に旧市街の広場や通り沿いで行われます。特に夜になると、観光客でも見やすい場所で開催されることが多いです。
場所の目安としては、ナイトマーケットや旧市街の中心部の広場周辺です。ランタンの灯りの中で行われるため、ホイアンらしい雰囲気の中で楽しむことができます。
旅行者でも参加できる?
結論から言うと、旅行者でも参加することは可能です。ただし、ベトナム語で進行するため、最初は少しハードルが高く感じるかもしれません。
とはいえ、ルール自体はシンプルで、カードを持って司会者の歌を聞くだけなので、雰囲気を楽しむだけでも十分面白いです。周りの人の反応を見ながら参加すれば、自然と流れが分かってきます。
当たると小さな景品がもらえることもあり、会場が盛り上がる瞬間を見るのも楽しいポイントです。
ホイアンの夜を少し面白くする文化体験
ホイアンの夜といえばランタンやナイトマーケットが有名ですが、バイチョイのような文化イベントもこの街の魅力の一つです。
観光地のショーとは違い、地元の人たちの文化がそのまま見える場所なので、「これは何だろう?」と思って少し立ち止まってみると、旅の印象がぐっと深くなります。
もし夜の旧市街を歩いていて歌声が聞こえてきたら、それがバイチョイかもしれません。少し足を止めて見てみると、ホイアンの文化をより身近に感じられるはずです。



